冬のシーズンになると全国各地にある旅行代理店の窓口には、さまざまなスキーツアーのポスターやパンフレットが飾られ、さかんに勧誘がはじまります。こうしたツアーはパッケージツアーとよばれており、利用者にとってはたいへん便利な面があります。現地まで往復するための電子ややバスの料金、現地でのホテルの宿泊代などがすべてセットですので、個別に手配するよりは割安ですし、ひとりでいろいろなところに予約をする手間も省略できます。何よりも出発時刻や到着時刻、どのような電車やバスに乗ればよいのかといった細々とした計画を立てなくても済むところは、一度旅行の計画を自力で立てたことがある人であれば、いかに大きなメリットであるかがわかるでしょう。

このようなスキーツアーを店頭で選ぶにあたって注意しなければならないことに、最少催行人数の定めが挙げられます。最少催行人数というのは、あらかじめ定められた人数を募集に応じた人数が上回れば実施するものの、人数が足りなかった場合には実施しないという最低ラインを指すことばです。たとえば最少催行人数が20人とパンフレットなどに書かれていれば、25人集まれば予定どおり実施されますが、10人しか集まらなければ中止になってしまい、もしもあらかじめお金を納付済みであれば返金されます。基本的に旅行代理店のスキーツアーは最少催行人数が1人からと定められていることが多く、誰も応募しなかったという特別な場合を除いてはあまり気にする必要はありません。

しかし最盛期のシーズンを外れて募集している場合には、最少催行人数が多めに設定されていることがありますので、注意しておいたほうがよいといえます。

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